6月6日 糸島 塩プリンとうどんライド
6時台に出発して糸島へ。
どこに行こうか迷った時は糸島方面に行くことになる。海を眺めながら走ることができるし、山も近いのでヒルクライムもできる。なにより景色がよい。
妻も最近は家の事が忙しく、ここ一ヶ月はボッチライド続いている。
一人で走るのも嫌いではないが、たまには誰かと一緒に走らないと刺激がなく飽きてくる。
そんな事を考えながら二見ヶ浦で休憩をしていると、以前ウエムラサイクルの走行会で何回か一緒に走ったH田さんがやってきた。
H田さんはよく一人で糸島を走っていて、妻と二見ヶ浦で休憩をしていると時々遭遇することがある。
この日はお互い一人で来ているので、少し話をしたあと一緒に走ることになった。
一人で走ることに少し飽きていたところなのでナイスなタイミングではあるが、H田さんとは脚力が違いすぎる。
たまには誰かと一緒に走らないと刺激がないと思ってはいたが、平地は常時40km、坂も細身のクライマー体型で軽々と登っていく人とご一緒するのは刺激がありすぎる。
「ゆっくり走りましょう」と言ってくれたが、大体こういう人がそう言う時はゆっくりだった試しがない。
彦山を登って芥屋の大門まで走ったが、平地は抑え気味で、それでも30km〜35kmの巡航速度で走ってくれたが、山に入るとまったくついて行けない。
芥屋の大門までの道中で、どうしたら坂が速くなるか尋ねたら「アウターで登ったら速いですよ」と参考にならないアドバイスをもらった。
芥屋の大門に到着し休憩をとりながら、しばらく話をする。H田さんは糸島をよく走ってはいるが、サーっと走るのみで糸島の地理にあまり詳しくない事がわかった。
芥屋の近くに立石山という景色が綺麗な場所があることを教えてあげたら、行ってみたいと言うので案内することになった。
後半、15%近くある勾配の坂を登りながら少し教えたことを後悔したが、初めて登った立石山からの美しい糸島の風景を眺めてH田さんは満足していたのでよかった。
立石山を下ると海辺に「またいちの塩」という製塩所がある。
ここで売っている塩プリンがとても美味しくて観光客にも人気だという事もH田さんは知らなかったので連れて行くことした。
駐車場から砂利道を少し奥へ進むと、製塩所が現れる。製塩所をはじめベンチなどすべて木造で造られていて、糸島の海を背景に独特な雰囲気を醸し出している。
売店では糸島の海水の天日干しして作られたあら塩を散りばめた塩プリンが販売されている。
トロトロの甘いプリンとカラメルソースに塩の味がマッチしてとても美味い。
初めて食べたH田さんも大絶賛で、いつか家族を連れてきたいと言っていた。
施設内には塩田があり、塩を煮詰めて作っているところも見学できる。
塩プリンだけではなく、アイスやドリンクなども販売されており、売店には塩を使用した商品も用意されている。
またいちの塩で中年男性二人組でプリンを堪能している間に昼前になっていた。
小さなプリンだけでは空腹は満たされるわけがないので、いつも立ち寄る担々麺ハウスに案内することにしたが、運悪くこの日は店休日。
結局、白糸の滝まで行ってうどんを食べることになった。
白糸の滝は糸島の長野峠にあり、夏は涼を求めて多くの行楽客が訪れる。今はコロナで立ち入りができない。その白糸の滝の手前に「白糸うどん やすじ」がある。
前に何回か来たことがあるが、コシのある讃岐うどんで自家農園で採れた野菜をたっぷり使った野菜天盛うどんが人気だ。
H田さんは人気の野菜天盛うどん、私は昨日見たテレビで紹介されていた唐辛子うどん(写真)を注文。
唐辛子うどんはタレに漬け込んだ刻み唐辛子をお好みに合わせて、うどんにかけて食べるものだがピリ辛の醤油ダレが病みつきになりそうだ。
前日にローカル番組で取り上げられていたこともあってか客が多く、少し待たされたが屋外のテラス席で食べるうどんの味は格別だった。
ここもH田さんは初めて来たとのことだ。ヒルクライムで長野峠はよく走るが、いつも素通りしてうどん屋があることを知らなかったらしい。
塩プリンとうどんにH田さんは大満足の様子だった。
H田さんに脚力では敵わないが、グルメライドなら私のほうが上のようだ。
帰りはヘロヘロになりながらH田さんについて行き、家に着いたら走行距離が100kmを超えていた。
久しぶりに人と走ってロングライドとグルメライド、ヒルクライムを堪能できて充実した1日だった。